2010年10月30日土曜日

クイズ


これ、なんて書いてあるかわかります?
最初に正解された方に素敵なプレゼントがあります。
















すみません、嘘です・・・

実はこれ、僕のフルネームなんですがアムハラ語(エチオピア)で書かれています。
エチオピア隊員のDiegoが贈ってきてくれました。
先日Diegoのブログにあったクイズに正解したから、ということで。


なんか、これを見たときにものすごくテンション上がりました!

やっぱりプレゼントってうれしいですよね~
わざわざ作ってくれたものなんて、もう!


いや~気分いいです♪

2010年10月29日金曜日

ブログ紹介

昨日からいきなり暇な時間が出来たのでブログリストを追加したりしてたのですが
そういえば今日本にいる友達にとっては全然知らない人のブログなのでちょっと紹介。


ガーナええがな by Jun-san

みんなのブログを見るときにまず見に行きます。
・更新が頻繁にある
・ブログリストが充実していて、いろんな友達のところにいきやすい
とかあるんですが、何より面白い!!
タンザニアメンバーでも人気です。

Diego goes to Ethiopia by Diego

DiegoはJun-sanと同じで語学班が同じでした。
英語はもちろんスペイン語・タイ語も話せる、すごいおっちゃんお兄さんです。
文章は日本語と英語で書かれています。
知らない表現も多々あって勉強になります。

ネグロス島 理科向上委員会 by Toshi-san

Toshi-sanも同じTeam Henry.
現職の先生ということもあって、あぁさすがだな、と思うことが多いです。
といっても堅苦しさはなく、フィリピンの魅力を伝えてくれます。
卒業旅行を考えてる4年生、「旅行はフィリピンにしようかな」と思うかも

ぴぎのOptimistic Life by Kanappe

KanappeもTeam Henry.
福岡出身。ビール好き。
僕の福岡のイメージに近い感じです(・・・伝わるかな?伝わらないですね)
最近更新ないけど、元気にしてるかな?

アフリカ滞在記~ザンビア~ by Kotanin

語学班の次は生活班(4班)。
年末にザンビアに行くからというのもあり、よく見ています。
が、何よりKotaninらしいやさしい語り口が魅力的。

ニャック スマッ チャット~volunteer's life in Cambodia by Miyako-san

Miyako-sanも4班。
小学校の先生。
写真が多く「やっぱり子供はかわいいなぁ」と癒されます。

Boleh Sarawak Malaysia by Nana-san

最近更新ないなぁ。元気かな?
写真が多くてマレーシアの今がわかりやすいです。
マレーシアがあんなに栄えてるとは知らなかった・・・

アフリカ東部の風景 by Koshiro-san

ここからはタンザニアメンバー。
僕のブログでもよく登場するKoshiro-sanのブログ。
任地も近く(バスで3時間)これからもちょくちょく行く町Mtwaraで中学の先生をしています。
一応僕の生活圏(?)なので、僕がどんなところで生活しているかもっと知りたい人(いるかな?)
は是非。

タンザニアと、香住と、松江と。 by Seigo-san

Seigo-sanもMtwaraで先生をしています。
現職の先生でもあります。
「何よりも水」ということで、水の大切さを十二分に教えてくれます。

小惑星 B-612番 by Shuhei

タンザニア南東部の終着、Nachingweaから。
相変わらずさわやかだな~
ほんとに同い年かいな?

The Union - Umoja by Yuhei

ここからは22-1 NTC Soccer Team(別に名前がついてるわけではないです)
このブログからはYuheiの「熱さ」が伝わってくる。
僕と同世代。やる気になります。
関西弁もいい。

GAZETI kutoka KENYA by Hiroki-san

NTCでよく声をかけてくれたHirokis-sanのブログ。
面倒見のいい、やさしさがよく伝わるブログ。
彼も熱いなぁ~

For the children of the world~スポーツは世界を救う~ by Genta

Gentaも同世代。
もうタイトルからわかりますよね!?体育会系全開です。
気持ちがいいくらい前向きで、すごくいい。

DABA Ça va!! by Daba

Dabaは超運動神経がよくて、めちゃくちゃカッコいい女性です。
口調はやさしいけど、やっぱり熱さが伝わるブログ。
タイトルはいつもフランス語というのも、なんかイイ。

ま、どうなろうとも基本マッタリ進行なんすわ by Daisuke-san

ここからは音楽チーム。
Guitar担当。プロともセッションしたことがあるんだとか。
ブログはもうタイトル通り。
NTCでもよく話をしましたが(教えてもらってばかりでしたが)
少ない口数で、すごく説得力がある。独特な雰囲気があります。

ちなみにKoshiro-sanとSeigoさんもメンバーで二人ともGuitar and Vocal。

しーじんのチャイナへ行っちゃいな~ by Keiko-san

Piano担当。
いや~タイトルがいいですよね。
かといって、本文ではギャグの嵐ということもなく。
お隣中国からのレポートなので、興味のある人も多いんじゃないかなと。
楽しいですよ。

瀧本 哲弘オフィシャルブログ(JICA公認)「COOL BANANAS!!」
~徒然なるままにフィリピン~ by Tetsu-san

Vocal担当。
超アクティブです。
すでにTetsu-san企画のセミナーを開いたとか。ラジオ出演して呼びかけたり。
「ごちゃごちゃいうな!まずやってみろ!」
と遠くフィリピンから言われているような気になります。

フィリピン☆青年海外協力隊 by Kota-san

さわやかです。
反則なくらいさわやかです。
なにやら日本は急に寒くなってきたようですが、春を感じたければこちらへ。

AFRICAに学べっ!! by Tomoji

僕と同世代。
東大卒。
世の中肩書きだけのツマラナイ人間はたくさんいますが、彼はいいです。
やさしさと情熱が感じられます。文章もさすがに説得力がある。

LOVE&PEACE with FOOD by Midori-san

つい最近見つけたんですが、だいぶ前の記事まで読みました。
面白いです。
何よりタイトルのwith FOODの通り、食に関して書かれているのがいい。
さすが栄養士。
レシピもあるので、お母さん方、一人暮らしの方にはうれしいかも。




これで全部かな?もれがあったらすみません。
こんな紹介で彼らの魅力が伝わったかしら?

僕のリストにはまだ載せ切れていないんですが、他にも見てるブログはたくさんあります。
今紹介したブログから辿って行ってみて下さい。

きっと興味のある国・人に出会えると思います。

2010年10月28日木曜日

<問い>の問答

これ、僕のオススメの本です。
南直哉、玄侑宗久というお坊さんの対談を収めたものです。

最近のブログであぁだこぉだ愚痴愚痴書いてしまいましたが
「あぁなんかうまくいってないな」
と思うときに読むと何かと助けてくれます。
日本から持ってきた数少ない本のひとつです。
(その後耐え切れなくなって実家からすでに2回ダンボール一杯の本を送ってもらってますが。)

ちょうど一年前くらいに出会った本ですがもう5回は読んでいます。

仏教や禅の知識がほとんどないので、用語や仏典でわからないことだらけですが・・・


今日は第七章「正法」だけ読んだんですが、読む度に
「はぁ、俺、まだまだだな」
と思う一節を紹介。


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 だから私はある老僧―師匠の師匠に、「お前。人間、苦労した話なんてものは人にしちゃいかん。苦労話なんて誰も聞きたくない。自慢話と苦労話は誰も聞きたくない。もしもお前がそれをしたいんだったら、笑い話にしてやれ。」と言われました。「自分を笑いものにしてから出せ。自慢話をしたいんだったら。苦労話をしたいんだったら。笑える話にして出さないと誰も聞かないし、それは意味もないことだ。」と教えられました。「ああ、なるほど」と思いましたね。

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この域に到達できる日がくるのかな?

日本に帰って、みんなに会うときには全部笑い話にして話したいなぁ







よし、坐禅でも組むか

2010年10月27日水曜日

選挙

今週末に選挙があります。

で、今日から選挙に向けた会議が中学校であるとのこと。

昨日、校長から
「授業に少し支障が出ると思うけど、まぁそういうことだから」
とは言われていた・・・






もうどういうことかわかりますよね?








今日から3日、授業はなし!休みです!




昨日の感じだと、せいぜい空いている教室に生徒を詰め込んで
いつもの倍の生徒相手に授業するのかな、程度に思っていたので
学校に行ってちょっとビックリ。

こういう流れになることは想像できたはずなんだけど、甘かった・・・

今朝は生徒は会議の準備をさせられていた。
なんとかちょっとでも授業らいきことをしようかなとも思ったけど
私服で来ていたし、終わったら帰って遊ぶ気満々だったからそれも無理。


いきなり休みになってもすることがない。

さて、何するかな???

新聞



最近は文章ばっかりだったので写真を一枚。

一番左のSaniはタブロイド紙。
日本で使っていた(今も持っていますが)大阪大学出版のスワヒリ語のコラムで紹介されてたので買ってみました。Kifimbocheza na wachafuzi wa lughaという四コマ漫画がタンザニアで人気らしいです。
若者ことばを紹介した(?)漫画で、読んでみましたがいまいち理解できない。単語や文法というよりこっちの文化を理解していないのが原因のように思われる。

真ん中のはスポーツ紙。
最近はルーニーの話題で持ちきりですなぁ~

右のは普通のDaily News。
これは英語で書かれたもの。
今週末に5年に一度の選挙があるので少し情報収集。

Mtwaraに行った時に買ってきました。
スワヒリ語の本とか学習書がなかなか手に入らないので新聞はいい教材になります。
Mtamaにも絶対あるはずなんですが、まだ新聞が買えるところを見つけられていません。
野菜を包んで渡す用のいつのかわからない、内容もよくわからない同じ広告はよく見かけるんですが。

幸か不幸か、まだすらすら読めないので
スワヒリ語で2紙もあればしばらくは教材に困ることはなさそうです。

2010年10月26日火曜日

ちょっと酷くないか?

今日の放課後、先週からはじめた補習に行った。
先週いなかった生徒もうわさそ聞きつけて教室の前で待っていた。
僕もちょっとうれしくなって少し談笑してから教室の中へ。



そこで



あれ?





この黒板、どこかで見た内容だな・・・










って、僕の板書じゃん!




今日、Form3に授業をしたのは1限。
それからひとつも授業がされていないってことか?

どういうことだ?

ちょっと酷すぎないか。



ここでちょっと悩んでしまう。
僕の選択肢は2つ。

先生と喧嘩して授業をやらすか、僕が穴を埋めるか。
(喧嘩せずに彼らに授業に行かすのは不可能のように思われる。少なくとも一度口を開いたら僕は怒りを抑えられそうにない)

今後新しい生徒が入ってくるわけだし、これからも彼らは教師を続けるだろうから、徹底的に言い合って彼らの態度を変えることがタンザニアの教育のためになるのはわかる。

けど、大人の態度、しかもやらなかったことをやるようにするのってできることなのか?

このことが難しいことは嫌と言うほど味わってきた。
高校でも大学でも。大人ではないけど)
同期とはかなり激しく言い合ったこともあったけど、結局は僕が折れた。
多かった意見は

「お前の言うことは正しいし、その通りだと思う。けどそんなに頑張れない」

こういうことを言われる度にたぶん回りの人が理解できないくらい激しく怒ってたけど
結局は僕が折れた。

で、僕のやってきたことは


後輩を伸ばす


とりあえず先輩というだけで、ある程度のことは聞いてくれるし。

これはそれなりにうまくいった。
特に一年生なんて何も知らないわけだし、はじめから
「このくらいのモチベーションで俺達は(少なくとも俺は)やっている」
と思わせれば、その後もかなり高い意識で努力を続けてくれる。

もちろん僕が最高学年になったときのモチベーションを後輩に要求してるわけだから彼らはすごく大変だったと思う。けど、はじめ頑張っていた後輩は今では僕の方が教えてもらうことが多いほどすごいところまで行っちゃている。(ちょっと僕が追いつくまで待っててくれない?)


ん?何が言いたかったんだ?

まぁ要するに「こんなもんでいいかな」と思っている人間に
「もっと高みを目指そうぜ!」って言っても鬱陶しがられるということ。
少なくとも僕の経験上。
「周りを巻き込めないのはお前に大して魅力がないからだ」と言われるかもしれないけど・・・


「まぁこんなもんでいいかなぁ」なんて自分で上限を決めるな!
「あぁしんどい。もうダメ」と思ってからどれだけ走れるかが勝負だろ!


これは僕自身にいつも言い聞かせていることだし、
仲間(と呼べる、あるいはそう呼びたいと思う友達)にも唯一要求すること。


で、タンザニア教育のことを考えたとき先生を変えるなんて本当にできるのか?

こっちの先生は授業なんてしてもしなくても生活に困らないだけの給料をもらえるし
彼らにとって頑張る必要なんてあるのか?


2年間、先生と言い合って喧嘩して、結局僕が帰ったら2年前に戻るでは意味がない。
それなら僕ができるだけ全部の穴を埋めて生徒を伸ばす方が今後のためになるんじゃないか?
彼らが高いモチベーションで頑張ってくれればあと6,7年も待てば彼らも社会に出るわけだし。
その間にこの先生達の生徒になる子供には、ごめんなさい、だけど。


ケニアでエイズ対策で病院で働いている仲間なんかもこのことですごく悩んでいるみたい。
自分が頑張ればサボる人が増えるだけだって。


彼女の場合、同僚に対して諦めたら活動の意味自体を失うかもしれないけど
幸い(?)僕の場合は同僚の先生を諦めても生徒に対してさえ諦めなければ彼らが将来、この国を変えてくれると期待ができる。それならひとつくらい諦めても自分のやることに自信を持てる。


ん~やっぱり僕は喧嘩する力があれば子供達にエネルギーを使いたいなぁ


よし、ごちゃごちゃいっても仕方がない。
明日から空きコマを見つけたらとりあえず僕が授業をしよう!
授業時間に喧嘩しても生徒にとって意味がないし。
誰かひとりが教科書をもってたらスワヒリ語以外なら何かしらできるだろう。
先生と言い合うかどうかは放課後考えればいい。

明日から一気に授業数が増えそうだ・・・

2010年10月25日月曜日

Mtwaraで感じたこと

数学シンポジウムのことを前回書いたのでその報告。

まず、参加者から。
このシンポジウムに集まったのは日本人5人(うち一人は他所からのobserver的存在)
タンザニア人4人。

まぁなんとなく想像はできてましたけど、もうタンザニアのために頑張ってるのか自己満足なのか
よくわからない感じです。

もちろんこういう活動を根気強く続けていくことがタンザニアのためになってる
と信じているんですが

内容は、過去のForm2のNational Examinationの研究。
まず先生達で理解を深めて、類題を作って来週の生徒のシンポジウムに備えるというもの。

まずは試験問題を実際に解いて、説明。
全部で20問だからだいたい一人2問担当。

そこで感じたこと。


タンザニアの先生はとりあえずは間違いなく答えを導き出せる。
が、解法・説明がひどい。


解法は覚えている公式なり定理なりをごちゃごちゃ使っているから
見通しの悪い、わかりにくい説明になっている。

「なぜそんな簡単な内容にそんな説明が必要なんだ?」

と思うこともしばしば。

だって

「2の t 乗=1/4 このときの t の値は?」

って質問で説明に20分はかかっていた。
日本だとおそらく0.2秒あれば解けるし、基礎から説明してもせいぜい5分でしょう。


僕はある分野をちゃんと理解したかどうかは
「難しいことも "簡単なことも" やさしく説明できる」
と思っています。

「え?簡単なことを簡単に説明するって?」

っと思われた方がいるかもしれないけど
例えば小学校5,6年生に算数を教えてみて下さい。
僕らは「変数 x 」とか「方程式」を「知っている」ので恐ろしく簡単に思える問題でも
彼らにその概念は使えません。
もっと初等的な解法があるんですが、ちゃんと「理解」できてないと慌てることになります。

僕も塾でイレギュラーで小6の算数を見たときに、ちょっと(かなり?)焦ったことがあります。
自分の理解の甘さを感じました・・・

今回はタンザニア人の先生の理解の甘さが目立ちました。
僕もそう言われないようにもっと勉強しなきゃいけません。。。


それから、タンザニア人の先生は説明のときに黒板の方ばかり見て話をすることがわかりました。
NTCで
「もっと生徒(相手は現職の先生ですが)の方を見たほうがいいよ」
とアドバイスをもらったのですが、これが全然できていない。(僕はだいぶ改善されたはずだ!)
ずっと黒板を向かれても生徒はつまらないだろうなぁ。

今回は先生の教授法改善が目的ではないし、あまりあれこれ言うと趣旨がずれてくるので
指摘しませんでしたが・・・

もちろんタンザニアの先生から学ぶこともありました。
タンザニア式の計算の仕方とか。
いや、計算自体は一緒なんですが計算過程の記述がちょっと違う。
あまりスマートとは言えないけど、こういう書き方に慣れてるなら彼らのように書かないと
生徒を混乱させてしまう恐れがあります。
「タンザニア流」はやはりタンザニア人の先生の授業を見ないとなかなかわかりません。




シンポジウム後はみんなで食事に。
お酒も飲んだし、結構盛り上がって、いろんな話をしたんですが、そのとき

「Hirotoは合コンとかコンパとかしたことあるか?」
「ないですね。」
「本当か!?お前は大学生活の、いや、人生の8割9割は損している!」

という会話がありました。
その後は合コンについていろいろ教えてもらったのですが
なかなか興味深い話でした。

そこでなんで彼らが(多くの同期隊員)が面白いのかわかった気がします。

僕はあまりこういう会話に参加したことがないんですが
「あいつは遊んでる!」って感じで名前が挙がる人は
NTCから”この人、面白いなぁ”と思っていた人たちばかり。

なるほど確かに
専門あるいは仕事が違う、趣味も知らない、初めて会う人、しかも異性
と一緒になってなんとかその場を盛り上げる、楽しく過ごす、という経験をしてきた人は
面白くなるだろうなぁ、と。

これまでは
「どんな人かわからない人と一緒に食事?冗談じゃない!そんなのは時間の無駄だ。
そんな時間があれば図書館で本を読む。彼らは確実に何かしらの知識や発見を与えてくれる」
と思って全く興味が沸かなかったのですが、今回の会話でちょっと興味が沸いてきた。

こういうことを言うと女性ウケ(特に母親・妹)はよくないんでしょうけど。


けど


タンザニアに来てつくづく感じることがある。

これまで勉強してきたことがほとんど通じない


タンザニア人相手にあぁだこぉだ理屈を説明してもほとんど意味がない。
価値観が違いすぎる。

今まではそれなりに勉強してきた人と一緒にいた(そういう人としか付き合わないようにしていた)
から専門分野が違っていても論理的にちゃんと説明してお互いに教えあいながらちゃんと話が出来ていたし、お互いにわかりあえた。

けど、こっちではそもそも教育を受けてきていない人もかなりいる。
論理なんて通用しない。

そんなことより、一緒にダンスをしたり歌ったりした方がよっぽど分かり合える。
少なくとも仲良くやっていける。

そこでネックになってくるのが

僕には遊んだ経験がない


踊ったこともないし、人前で歌ったこともほとんどない。
(カラオケでさえ大学4年になってから親しい友達と行ったくらい)
そんなんでいきなり踊れと言われてもちょっと無理がある。
うまくハッチャケられない。

いろんな国に行った仲間のブログをよく読んでるけど、いろんなこと(遊びを含めて)をやってきた人はなんやかんや問題に直面しているにしても、人付き合いはうまくやってる様子。
教育関係でいえば生徒の心を掴んでるように思われる。
(本人はまだまだと言ってたりしますが)
もちろんそんな人のブログはものすごく面白くて魅力的!
人を惹きつける何かを持っている。


結局はいろんな人とうまく付き合っていける、分かり合える、というのが
「総合力」「人間力」なのかな、と。




そんなことを考えながら、合コンも面白そうですね、というようなリアクションを示すと

「日本に帰ったら名古屋に来い!ハイクオリティーの合コンを開いてやる。俺とコータとJunichiで」

という流れに。



Junさん、もうメンバーに入っています(笑)

2010年10月23日土曜日

Mtwara再び

またMtwaraに来ています。

①明日Mtwara Technical Schoolである数学シンポジウムに参加
②数学・物理のForm4の教科書の購入

が主な目的です。

明日のシンポジウムでは過去の国家試験がテーマらしいです。

内容はなかなか高度な問題も含まれていたり

「何が聞きたいの?」

と思われる、問題があったりとバリエーションに富んでいます。

この国の教育の方向性が未だにまだ見えてきません。

明日少しは理解が深まればいいかなと思っています。


教科書に関してはMtamaには本屋がないので
わざわざ大きな町まで買いに来なくてはいけません。
だいたいの生徒は兄弟のノートを大事に使っていたり
過去の先輩隊員が残したコピーを使って勉強しています。

わかりやすい板書を残していかないといけない、と責任を感じています。



さて、

今日Mtwaraで感動したこと。


昼前にMtwaraに着いたので例によってKoshiroさんの家にお世話になってるんですが
昼食にパスタをご馳走してもらいました。
別にパスタならMtamaでも作れるからそれほど驚かないんですが

なんと



オリーブオイルとバジル



を使ったパスタです!!
日本で作るのと大差ないクオリティーです!!


こんなものがMtwaraでも買えるのか・・・
こういう調味料はDar es Salaamのだけだと思っていた・・・


あと2年もあればMtamaでも買えるようになるのかな?

今のすごい田舎でのんびりした空気が気に入っているんですが
途上国の発展のスピードを肌で感じることになりそうです。




・・・とりあえず明日のシンポジウム頑張ります。

2010年10月20日水曜日

Circle

今日から新しいトピック、「円」について教えています。


そこで感じたこと。



図形は教えやすい!




一番大きいのはほとんどスワヒリ語で授業ができること!!

図を描けばある程度理解してくれるので、口頭で説明を加える必要があまりない。
それに生徒の方も小学校で専門単語や公式を覚えてきてくれているから余計な説明がいらない。
計算自体も複雑なものは出てこないし。

たとえばこれまで教えていた数列では

「3の5乗は?」

「わからない!」

「指数(kipeo)だよ、もう習ってるよね?」

「kipeoは知ってる。でも、どうやって計算するの?」

というようなやりとりが日常茶飯事で、本題になかなか入れなかったりがあったので


「円周の長さ=直径(diameter)×円周率だったよね?」

「・・・?」

「あぁごめんごめん、直径(kipenyo)ね」

「あぁ!!うん、知ってる!」


と、復習はさらっと流せるのには感動しました!
知ってるだけじゃなくて実際に計算も出来てたし。

スワヒリ語の割合が増えると話を聞いてくれる生徒も増えるので
これからは今までより授業がちゃんと予定通り進められそうです。

2010年10月19日火曜日

補習

今日は放課後、物理の補習をしました。

先日小学校の記事で登場したMr.Omaryの要望です。

「勉強がしたい。授業だけだと物足りない。でも教科書がなりから自習ができない。
数学と物理の補習をしてくれ!」

とのこと。

いや~素晴らしいですね。


一人だけの特別授業はあまり面白くないので
(ライバルというか仲間がいた方がモチベーションを保ちやすいし)
科学に興味のある生徒も巻き込んでやりました。

といっても、そもそもForm3で科学に興味がある生徒は5人(物理履修者)だけですが・・・


今日ははじめだったので簡単な大気圧の実験。

「水いっぱいのコップに紙をのせてひっくり返しても水はこぼれない」
ってやつと
「水を入れた皿に蝋燭を立ててビーカーで蓋をするとビーカーの中に水が入る」
ってやつ。

理数科教師の隊員は「あぁあれか!」ってすぐわかってもらえますよね。


実験に対する食い付きはかなりよかったんですが、いざ考察となると沈黙・・・



彼らはこれまでの教育で断片的な知識を詰め込まれただけなので
なんとかそれらが結びつくようにヒントを小出しにしつつ自分達で答えを導いてもらいました。
(最後はほとんど答えを言ったようなものですが・・・)

うまく生徒を誘導する難しさを改めて実感。


今日の実験で
「大気圧」「表面張力」「二酸化炭素の溶解性」「可逆反応」「作用反作用の法則」「保存則」
などの復習も一気にやっちゃいました。
人数が少なくていろんな意見が聞けたので、質問に答えたり、勘違いを訂正してたら
いつの間にかかなりの内容に!

けど、最後に復習したときは全員が自分の言葉で説明できてたから理解できた模様。
素晴らしい!!


この補習はとりあえずは週一で続けていく予定です。

2010年10月18日月曜日

誕生日

今朝のGrantとの会話。

Grant 「ちょっとモデム貸してもらえない?」

僕「いいよ。珍しいね。メール?」

Grant「うん、今日はお母さんとお兄ちゃんの誕生日なんだ。
    昨日ビデオレター撮ったからそれを送りたくて。」


「GrantはホントにNice Guyだな」と1万回目くらいに思いました。



けど、そのすぐあとに

ちょっと待てよ!?今日って17日。

・・・うちの親も誕生日だ!



カレンダーを見る習慣がなくなってるし、先月送った荷物がフライングで届いたみたいなので
完全に油断してました。


と、少し焦った(?)あと

「けど僕の知り合い(関係者)で3人も誕生日が同じになることもあるんだなぁ・・・
これってどのくらいの確率なんだろう?」

と、ちょっと数学科卒らしい疑問が。

ちゃんと問いにすると

「n人の中で3人が同じ誕生日になる最小のnは?」


計算が面倒だったので立式だけして放り出しましたが、
これは結構面白い問題です。

例えば学校で50人いるクラス(途上国では普通と思われ)で

「この中で誕生日が同じ人がいると思う人?」

と言ったらたぶん多くの人が「いない」と答えるだろうけど
(1年は365日あるのに人は50人しかいないから)
僕は「yes」に手を挙げます。この確率は1/2を超えます。

大事なのは人数じゃなくてその組み合わせということ。
組み合わせのいい練習問題です。計算はちょっと面倒ですが。

理数科教師の方、確率を教える機会があれば
導入にこの問いを投げかけるとおもしろいと思います。

メビウスの帯のときのようにびっくりしてくれないと思ったりもしますが・・・




あれ?結局何が言いたかったんだ?

うん、え~、
協力隊のみなさん、あるいは一人暮らしの方、
誕生日のときくらい家族に連絡入れましょう!

ま、僕がわざわざ言うまでもないんでしょうが

2010年10月16日土曜日

小学校再び

今日も小学校に行ってきました。

先週紹介し忘れたけど、小学校の名前は

Shule ya msingi Mihogoni

mihogoは「キャッサバ」です。
・・・niは場所を表す接尾語。

「キャッサバ小学校?」


ネーミングがなかなかユニークです。


日本ならたとえば愛媛に「みかん小学校」とか?


そういえばMtamaも「モロコシ」という意味。

北海道に「じゃがいも町」とかあったかな?
知らないけど、まぁないだろうな。


今日の内容は「性」について。

アフリカは幼い子供の妊娠が大きな問題なので小学校からきちんと教育します。
(といっても先生は中学生ですが)

僕は例によってスワヒリ語がまだまだなので話を聞きながら一緒に勉強。


けどスワヒリ語の勉強は同時に英語の勉強にもなる。
たとえば今日出てきた単語 utasa (不妊)
辞書をひくと sterility とある。

そんな単語知らん!!



英語ももっと勉強しなきゃな、と思う今日この頃。

来期のために物理、化学、生物の予習も始めてるけど
知らない単語ばっかだし。

「専門外だから仕方がない」と言い訳もできるけど
そう思った瞬間に
「なんのために総合大学に行ったの?」
と耳が痛い質問が頭を過ぎります。

ほんと、大学で何やってたんだろう?


まぁけど課題が見えてくることはいいことだ!
今週末はちょっと気合入れて勉強するかな。


そういえば今日は珍しく雨。
そろそろ小雨季の季節とのこと。
本格的な雨季はまだ先ですが。

今後は雨のネタが増えるかもしれません・・・

2010年10月12日火曜日

オムライス

昨日は電波が悪くて更新できませんでした。

おととい卵を大量に買ったので(ブログにも書きましたが)
オムライスを作ってみようと試みました。

昨日の話です。

ただ、ライスの準備ができて「最後、卵」という段階で少し気になることが。



炭の火力がだいぶ落ちてきている




まぁこのくらいなら何とかなるだろう、と卵を投入してみると・・・





嫌な予感的中! 卵が固まらない!




そのうち卵が油を吸って、フライパンにくっ付きだしたので
オムライスはあきらめていスクランブルエッグにして全部混ぜて食べました。


最後にケチャップをかけて出来上がり。
まぁ材料一緒だからオムライスみたいなもんだろう!


タンザニアに来てから結構いろんなことがどうでもよくなってきています。
昔は盛り付けとかにもこだわってたのに・・・




昨日は室内の温度計が38℃を指していたので、風のある外で食事をしました。




ちなみに今日は朝お腹がすいていてChaiのときにかなりしっかり食べたので
夜は野菜炒めだけ。




シャキッと仕上げたかったので、昨日の反省を生かして
薪で強火で炒めました。

醤油のうまさに改めて感動!!


Koshiroさん、醤油分けてくれて本当にありがとうございました!



と、まぁこんな感じでちゃんと食べてます。
隊員同士で連絡を取ると

「ちょっとやせたんじゃない?」(お互い顔見えてないのに)

というのが挨拶になってますが、僕はむしろ太ってます。


「女性は太って帰ってくる。諦めなさい。
男性はやせて帰ってくる。今のうちに太っておきなさい。」


って出発前に言われてたんだけどなぁ

2010年10月10日日曜日

たまご

この前、外の柵を作ってくれたFundi(職人)が家に来て


「たまごあるけど、お前、たまご好きか?」



いきなり何かと思ったけど、明日町に買いに行く予定だったので

「うん、好きだよ。売ってくれるの?」

「おう。10個で2500シルだ。」




安い!!



いつもは1個400シルで買ってるからかなりお買い得。

ただ、このfundi、たまご10個といいながたまごを13個もってきた。
この適当さがいかにもタンザニア人らしい。
結局1個250シル、1個おまけで3000シルで売ってくれました。



明日は贅沢にたまご使ってオムライスでも作ろうかな?

2010年10月9日土曜日

小学校

毎週金曜は週によって小テスト(これはほとんど気まぐれ)があるけど
普段は掃除とかだけで授業はありません。
(タイムテーブルでは10時半まで授業でそれから掃除になっています)

校長がやる気ないからこうなるんだろうな、きっと。



先週までは一応職員室にいて掃除をサボって(?)質問に来る生徒の対応をしてたのですが
今日は一部の生徒が行っている小学校の出張授業について行きました。



ま、要するに小学校でも金曜は授業が行われてないってことですな。


この活動がいつから始まったかは知らないけどGrantも数回前から参加してるとのこと。
今日はForm4の生徒が全国試験なのでForm3の生徒2人とGrantと4人で行きました。





小学校はこんな感じ

だいたい教えているのは日本の家庭科とか体育保健の内容。
これまでにHIVとかケガの応急処置とかをやったとのこと。
今週はちょっと説明しづらいんだけど、問題解決のステップというか
議論の進め方というか、そんな感じのこと。
ちょっと日本ではないような内容。

道中に内容を聞いただけだし、まだ予習なしで話せるほどスワヒリ語をマスターしてないので
自己紹介以外は黙って授業を聞いてました。



・・・情けない・・・



授業はこんな感じ。





一枚目、Omary先生。
Form3では一番良く勉強ができます。
僕も辞書を引きながら話を聞いています。

二枚目、Shah先生。
生徒会長。英語が堪能で説得力のある話し方をします。

三枚目、Grant先生。
彼の授業を初めて見たけど
かなりの役者で生徒の関心を惹くのがうまい!
僕と話すときとはまるで雰囲気が違う!

僕のもっとも苦手とすること。(僕はどうしても理詰めで話してしまう)
見習わないとなぁ~

しかも



スワヒリ語完璧!!



あと半年後にはこれくらい話せないといけないってことか・・・

こういう優秀な同僚をもつとプレッシャーです。
ちなみに彼は他にもスペイン語もマコンデ語もできます。
(・この前一緒に見た映画で一部アラビア語があって、そこの字幕がなぜかスペイン語だったから
(たぶん海賊版だからだけど)その場で通訳してくれました。
 ・町ではマコンデ族はGrantに対してマコンデ語で話しかけます。)


・・・はぁ、先が思いやられる





小学生なので集中力がないから、授業の合間に外でちょっとしたアクティビティもありました。


僕も輪に入って一緒に体を動かしました。
けっこう楽しかったです。


帰り道。



Grant 「Hiroはギター弾けるんだから来週は日本の歌でも紹介したら?生徒は喜ぶよ!」



・・・歌えってことですか?


どうしよう?
歌、下手だしなぁ。
小学生向けの曲なんて弾いたことないしなぁ。



すごくシンプルで簡単に歌えてすぐ弾けて、子供にウケる


そんな曲知ってる方、是非教えて下さい!!!

2010年10月7日木曜日

洗濯


こんな感じでやってます。

赤のバケツで洗って青のバケツで濯いでます。

小さなバケツだし、溜めると面倒なのでほとんど毎日やってます。
溜めてもせいぜい2日分。


いつも授業の合間にやっているのでスーツです。
一応格好だけはちゃんとして授業しています。





後ろに見える囲いの裏がなにやら生い茂ってるように見えますが
実はこうなっています。


柵がボロボロだったので

「直して」

と頼むと新しいのを外に作ってくれました。
なんの木はわからないですが、まっすぐで丈夫な枝をヤシの皮で作った紐で格子にして
ヤシの葉を挿してできています。



けっこう気に入ってます♪

2010年10月6日水曜日

必需品


左から浄水器、kettle、ポット。
浄水器が使えるようになってからはろ過してkettleで沸かした水を飲んでいます。

1日3ℓは飲んでるかな~

Mtamaの水は沸かさなくても問題なさそうなんですが一応沸かしています。
kettleを使えるし、あえて井戸水に挑戦しなくてもいいかな、と。
お腹壊して休んでもバカみたいだし。

ただちょっと困っているのがポット。



なぜ、こんなに性能がいいんだ?

と思うくらい全然冷めない!
タンザニアに来て「これは不良品でいいのに」と思っている唯一のものです。

ただでさえ暑いのになぜお湯を飲まなければいけないんだ!

Grantはじめ、僕の知ってるPeace Corpsメンバーはみんな耐熱のプラスチックの水筒をもっていて
常温の水を飲んでいます。

みんな同じものだから、自分で買ったのか支給品かはわかりませんが。


今度、大きな町に行ったときは耐熱プラスチックを探してみます。



最近はMtamaの町に行ってもSodaをあまり飲まなくなったのですが
「冷たい」水を飲みながらAmadiとおしゃべりするのが楽しみの一つになっています。

2010年10月4日月曜日

サッカー観戦!

ここ数日電波が悪くて更新できませんでした・・・

今日は記事を書き終わるまでつながっていてくれるか?


さて、今日は町でChelsea vs Arsenalの試合を見てきました。

こんな感じ




暗くてよくわかりませんね。
フラッシュありだとこんな感じ。



Chelseaが1点目を取ったところ。
見えにくいけど後ろの方はもうお祭り騒ぎ!!

MtamaはどうもChelseaファンが多いようです。


ハーフタイム。

外でちょっとつまめるものを買出し。

今日はビッグマッチなのでたくさん店が出てる・・・・


はずなんだけど、テレビのあるこの店(?)から見るとこんな感じ



田舎の夏祭りみたいな感じで、ひとりテンション上がってました。

星も見えたし、つまみに買ったbagia(これは説明しづらい。覚えてたら今度写真載せます)はおいしかったし、言うことなし!!

試合よりもハーフタイムでテンションが上がったのは人生で初めてです(笑)




店の前の看板


この試合の前にMancity vs Newcastleがあったみたいです。
"muda 12:00 jion" というのは「午後6時」のことです。
時間の数え方が6時間ずれています。

僕はずっとアナログ時計を使っているので
6時間ずれていても視覚的にすぐイメージできるので問題なかったんですが
デジタル時計の人は計算しないといけないから慣れるのに時間がかかったようです。

Ethiopiaでもこう数えるようです。


ちなみにその下の"pesa 500 tu"というのは「料金たったの500(シル)」という意味。




帰りは屋台でトウモロコシを買いました。 



同僚Grant、久しぶりの登場。
このブログになってからははじめてかな?

トウモロコシ左の方にランプの光が見えるのわかりますか?
フラッシュなしだとこのランプの光だけで
なんのことやらさっぱりわからない写真しか撮れなかったので、この写真を採用。
GrantのシャツもChelseaのユニフォーム。
彼もChelseaファンで試合後は気分がよさそうでした。
(結果はChelseaが2-0で勝利)



おまけ。

この写真を撮ったときのフラッシュで子供たちが寄ってきて

「写真撮って」

はい、ちゃんと撮ってあげました。

2010年10月1日金曜日

メビウスの帯

これ、生徒のウケがすごくいいです!!

今日は生徒がほとんど来なくて(せいぜい10人)
しかも来てる生徒はこの学年でトップクラスの子ばかり。

まぁ彼らはちゃんと毎時間授業に出て勉強してるから出来るんですが。。。



ってなわけで、ちょっと早めに授業を切り上げて
ラスト30分で「実験」と称してメビウスの帯の紹介をしました。

まずただの帯をもって
「中央を切ってらどうなる?」と質問。
生徒は「何当たり前のこと聞いてるの?」という感じで


「輪がふたつできる!」



まぁそうだわな。

実際に生徒に切らせて輪がふたつになることを確認。


ここで、生徒の目の前でメビウスの帯を作って見せて
「これの中央を切ったらどうなる?」

ちょっと考えて

「輪がふたつできる?」

「ホントかな?じゃ切ってみよう!」
と生徒に切らすと

大きなひとつの輪になる!



このときの生徒の表情といったら、もう!!!


こっちも「してやったり!」とちょっと面白くなる!
カメラを持ってなかったのが悔やまれる・・・



次にふたつに分かれた輪をもって

「これの中央をもう一回切ったらどうなる?」

生徒は「何かあるのか?」と少し疑いながらも
「またふたつに分かれる」


はい、正解。

実際に切ってもそうなります。


またここで一回切ったメビウスの帯を持って

「じゃこれは?」


今度は意見が分かれて
「もっと大きな輪になる」という意見と「ふたつに分かれる」という意見。
どっちも根拠はないけど、なんとなくそう思うとのこと。

で、生徒に切らせてみると

ふたつの輪ができるけど、絡まってはずせない。



このときの生徒の顔も面白かったなぁ



たぶん授業前半で教えたことはきれいさっぱり忘れてくれただろうけど
次の授業で復習すればいいし、楽しんでもらえたからいいっかなぁ~

やってよかった



理数科教師の仲間へ

これ、やったら面白いですよ♪