2011年8月23日火曜日

Blood Donation

今朝、なにやら怪しげな車が学校に来て、制服をきた4,5人の大人たちがしばらく木陰でぐてぇ~としてた。
「何かなぁ~?」と思いつつ、「まぁいいや」と授業を始めようとしたら、生徒が


「これから献血があるから授業は後でね」



???

献血?

ラマダン中なのに血抜いて大丈夫か?

とまぁいきなりのことで?マークいっぱいでしたが、タンザニアのこんな田舎でも献血があるんだ、と新鮮でちょっとテンションが上がった。


献血前に奥の青いシャツを着た兄ちゃんが献血の説明。
僕はちょっと聞いてただけだけど、同じことを3回くらい言ってた。
なのでご覧の通り生徒はあまり話を聞いていない。
ん~話が長いのもどうかと思うけど、この態度もなぁ~。どうにかならんかな。



Form4の生徒、Bakari君。
献血するとソーダ一本とビスケットがもらえる。
献血量は450ml。
日本だとマックス400mlじゃなかったっけ?
きっちりラマダンをやってる生徒はさすがに献血してなかったみたいだけど、見る限り全員から450ml採ってた様子。
ってか、普通に屋外だけど、衛生面とか大丈夫?
まぁでもこうでもしないと血が足りないだろうなぁ。
これを機にタンザニアの医療関係も少し調べてみようかな?

ちなみにほとんどの生徒は自分の血液型も知らないし、献血は生まれて初めてとのこと。


兄ちゃん達から「お前は献血しないのか?」と言われたけど、はい、やりません。
「びびってんのか?」と言われたけど、はい、びびってました。

だって


わかります?

針がめちゃくちゃ太い
いや~痛そっ。
一応針は袋から新品を出してたけど、衛生面もちょっと気になるし。。。
Grantも断ってました。
あとタンザニア人の先生も誰一人献血してなかった。




献血によって授業がほとんど潰されたから、その間、Grantにアメリカの献血のことを聞いてみた。
Grant曰く、

「アメリカに帰ったらもう二度と献血できないんだ。アフリカで2年生活したから。」

日本だとマラリアに罹ったら献血できなくなるらしいけど、アフリカに長期滞在したからアウトなんて話は聞いたことがない。
アフリカではいろんな病気が蔓延してるし、検査じゃわからない新種の病気があるかもしれない、からかな?
なんとなくアメリカらしくないなって気もするけど、訴訟大国だから怪しいものは極力排除って方針なのかな?
輸血量が足りてるなら怪しい人からの血はほしくないだろうけど、どうなんだろう?
詳しくは不明。

Peace Corpsがいるとちょっとしたイベントが起こったときに日本・タンザニア・アメリカと三カ国比較できてなかなか楽しい。

授業は潰れたけど、今日の分はこれはこれでよかったと思えて、いいイベントだった。

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