最近、あまり活動のことを書いていなかったので今日はちょっと真面目に。
タンザニアにいる教育関係のボランティアはJICA、PEACE CORPS、KOICAと知っているんですが
「君の学校はどう?」みたいな話になるとだいたい体罰の話がでてきます。
で、実際に体罰をやってるボランティアもちらほら。
体罰をしている先生は
「生徒が言うことを聞くようになった」「宿題をやってくる」
と言っていて
体罰をしていない先生たちは
「生徒は言う事を聞かない。」「宿題は出してもやってこない」
と言っているのでまぁ確かに体罰の効果はすごくあるように思う。
けど
「中学生にもなってまで叩かれないとやるべきこともできないってどうなの?」
と思うので僕は次のような説教をしています。
「お前ら!ウルサイ!ちょっと黙ってろ!」(完全に静かになるまで待つ)
「一番初めの授業でも言ったけど、僕の授業には勉強したい人だけ来い。」
「板書もしない、外ばっかり見て話を聞かない。そんな生徒は今すぐ出て行け。」
「別に僕は君達に勉強を強要しないから、おしゃべりしたい、遊びたいなら授業に来るな」
「今勉強しなかったらAレベル校にいけないし、大学にだっていけない。」
「いい仕事にだって就けないだろうし、将来生活に困るだろうね」
「これは君達の人生だから君達が選択しろ。」
「今頑張ってあとでいい思いをしたいか、今楽しんで残りの人生苦労するか」
「僕はどっちでもいい。君達の人生なんだから。」
とまぁだいたいこんな感じのことを言います。
8割英語でですが、要所要所でスワヒリ語を入れてるのでForm3くらいになると何言ってるかくらいはわかってるようです。
「そういう投げやりな態度ってどうなの?」
とかいろいろあると自分でも考えたんですが、そもそもタンザニアの中学校は義務教育じゃないし、試験を受けて中学校に上がってきてるんだからこのくらいでもいいかなと。
Form4の生徒はもう半年教えているので、僕のこの態度がわかっていて今授業に来る生徒は15人くらい。
けど
彼らはみんな前の方に集まってきて一生懸命授業を聞いています。
出した宿題はきちんとやってきます。
分からないところはわかるまで質問にきます。
もちろん僕もそういう生徒には
「2-4=2」
と計算してしまうレベルの生徒にもきちんと対応します。
心の中では「おいおい何回目だよ!?いい加減できるようになれよ」とか思ってるんですけど。
「体罰を恐れてとりあえず言われたことをみんながやる」
よりも
「前向きな生徒が数人いる」
方が僕はいいかな、と思います。
もちろん授業に来ない生徒でも授業外で何かあれば話すし、何か見つけて褒めたりして、授業に出てきてくれるようには努めます。
僕の方法で良いかはわかりませんが、たぶん体罰してたら
「勉強したい」
と強く思う生徒が15人も出てこなかっただろうな、と思います。
どうでしょう、このやり方?
体罰より効果あり?
小学校の時、泣きながら平手打ちしてた先生がいたけど、
返信削除それくらいの愛情で叩かれたなら幸せだろうね。。。
子どもを賢くすることを目的にするのか、、
自立できるようにすることを目的にするのか、、
体罰をしないことを目的にするのか、、
学習に前向きな生徒を作ることを目的にするのか、、、
ほんと難しいよね、、、
アフリカしんどそ~